「在宅ワークってどうなの?」
「テレワークできる仕事に転職したい」
「転職して在宅勤務になったら、毎日の生活にゆとりが出る?」
コロナをきっかけに、急激に自宅で仕事する「在宅ワーク」というスタイルが増加しました。
勤務先以外の場所で、在宅で仕事することを、「在宅勤務」「テレワーク」「リモートワーク」などと呼びますが、この仕事スタイルをしている人は一体どんな生活をしているのでしょうか。
この記事では、仕事にプライベートに忙しい30歳女性・M美さんが転職して在宅ワークすることで人生が充実していったという魅力的な体験談をブログ形式で紹介しています。
この記事を読むことで在宅ワークのメリットやデメリットが学べるので、今、在宅ワークに興味がある人や今後在宅ワークへの転職を視野に入れたいという方はぜひ参考にしてください。
転職で在宅ワークで仕事もプライベートも充実!!30歳女性・M美さんの体験談
私は現在、在宅で経理の仕事をしています。
前職は、不動産会社の経理でした。
経理以外にも業務を行っていたので多忙でしたが、苦痛ではありませんでした。
ある時、コロナをきっかけに在宅ワークの存在を知り、転職を考えたのでした。
経理事務で多忙な日々
毎月、決まった日に顧客からの家賃の支払い管理や建物のオーナーへの送金作業をしていました。
終始なりっぱなしの電話やアポなしで来るお客様対応に集中力を維持するのが大変で、かなり神経をすり減らしていました。
社内環境の改善を提案しましたが、人手不足でなかなか実現しませんでした。
仕事自体は充実していましたが残業は当たり前でしたし、勤務後には趣味のスポーツを楽しんでいたので時間にゆとりがありませんでした。
在宅ワークの存在を知る
コロナをきっかけに家で仕事ができる在宅ワークの存在を知りました。
自分が今している仕事が家でできたら、家事もプライベートももっと色々なことに挑戦できると思い求人を探しましたが、そのほとんどが主婦向けのパートタイムの仕事でした。
仕事内容は、カスタマーサポートのような電話応対やテレアポ、IT系技術者の専門職で自分が望むような正社員の仕事はありませんでした。
この際、パートからでも新しい仕事に挑戦して、キャリアアップして正社員登用制度がある、経験者優遇のパートタイムの経理事務を選びました。
パートタイムということと、経理事務の経験が6年以上あったのですんなり採用されました。
仕事は、会社用のPCが支給され、そこに入っている専用のソフトを使って事務作業するので出費はありませんでした。
スマホで社内のグループチャットを使って、業務連絡や伝言をいれるので、顔も知らない人たちと繋がる不思議な感覚がありましたがすぐに慣れました。
私が在宅ワークをして感じたメリット
時間にゆとりがある
これは言うまでもないですが、会社までの通勤時間が往復40分の時間短縮できたことは大きなメリットです。
これまでは、出発の1時間半前に起きて、洗濯や朝ごはん、ゴミ出しなど朝からバタバタしていました。
次の日のお弁当を詰めたり、勤務後の習い事の用意を夜のうちにセットして置いたりと一日忙しくしていたのが嘘のようです。
在宅勤務になってからはゆっくり起きて、ゆっくりと朝ごはんを食べ、健康のための散歩にあてたりと生活全体にゆとりが出てきました。
服装や髪型、メイクに気を使わなくて良い
女性にとっての最大のメリットかもしれません。
服装は、基本は動きやすい部屋着です。
ウェブ会議がある日は、上着だけシャツを着て、下はゆったりした黒のパンツなんて日もありました。
着替え時間やヘアメイクの時間の短縮だけでなく、洋服やコスメを買う機会も減り節約にも繋がっています。
◇私が在宅ワークをして感じたデメリット
光熱費がかかる
部屋で仕事するので、電気やエアコンはつけっぱなしにしておかなければなりません。
今まではほとんど家にいることがなかったので、在宅勤務になってからは電気代が大幅に上がり、驚きました。
腰痛やおしりの痛みがひどくなった
定期的に休憩を取っていても、夢中になってつい何時間も仕事をしてしまうことがあります。
会社で仕事をしていた時は、書類整理や身の回りの仕事、来客対応などがあったのでそれなりに動き回っていましたが、在宅ワークでは一切ありません。
入社したての時は、業務に夢中になるあまり意識的に体を動かすことを忘れたり、休憩せずに仕事していました。
結果、腰を悪くしてしまい、整体に何度も通う羽目になりました。
自分の健康は自分で管理する、そんな当たり前のことをしないと体を痛めるということがよく分かりました。
モチベーションが上がらない日は自堕落になりがち
オフィスでの仕事なら、多少その日の気分が乗らなくても、周囲の環境に影響されて気づいたら仕事に集中していたということはあると思います。
私は、自宅だとすぐそばにベッドやソファがあるので、少し休憩、と思って横になっただけなのに、気づいたら30分寝ていた、ということがありました。
たまたま、タイムマネジメントとして、30分毎にアラームが鳴るようにしていたので気づきましたが、これが数時間単位でしたら大変なことになっていましたね。
在宅ワークとなると、自分で仕事のモチベーションアップをしないとどこまでも集中力が続かないので注意です。
こんな在宅ワークには注意
転職時に注意したい在宅ワークは、仕事の内容だけではありません。
在宅ワークになったからといって仕事の責任が変わるわけではありません。
しかし、企業側からすると時間給の仕事だとその人が本当に働いているか分かりづらいというデメリットがあります。
企業によって、仕事する時の体制が大きく異なるため事前にチェックしておかないといけません。
監視・チェックが厳しい
・マウスやキーボードが動きをログで残すシステムがついている
・PCのカメラをつけっぱなしで作業しなければならない
・離席時間が表示される
例えば、私の職場は初め、マウスやキーボードの動きを常に監視するシステムがついていたため、その場を離れるのに躊躇してしまいました。
真面目に机に向かっていても、アイディアを出そうとして考え込んで手が止まった時、「これって、さぼっているとカウントされるのかな」と気になってしまいました。
このシステムがつくことで気が散って仕方ありませんでしたね。
(この機能は、のちに外されることになりました)
また、部署によってはPCのカメラをつけっぱなしにするのを規則としている所もありました。
上司いわく、「在宅ワークは熱中しすぎてしまうので、仕事のし過ぎを防ぐためにカメラオンにしている」といっていましたが、今まで長時間労働を強制してきた日本の企業がそんなことを心配するわけがないですよね。(単にサボらないか見張りたいだけだと思います。)
こういった監視されている環境は、せっかくの在宅ワークのメリット(服装やメイクなど手抜きできる)がないので、面接の時に自前のPCがいるかどうかを確認するついでにどういった環境で仕事をしていくのかを確認しておきましょう。
転職で在宅ワークで仕事もプライベートも充実できた!体験談・まとめ
以上、M美さんの体験談でした。
正社員からパートになるという選択はなかなかできるものではありませんが、戸惑いはなかったのでしょうか。在宅ワークになって快適な時間を過ごしているM美さんからアドバイスをもらいました。
「正直、正社員の地位を捨てるのはもったいないと思いました。
しかしそれ以上に私は自分の時間が必要でした。
それに、自分の時間が確保できればやりたいことが120%楽しめるようになり、更に仕事へのエネルギーに繋がると思いました。
一時的に給料が下がっても、人生を楽しみたいという気持ちが大きいので、この選択に後悔はありません。
将来的にこの仕事で正社員登用してもらうか、それとも別の仕事を探すかはやってみてから考えればいいかなという楽天的な気持ちもあります。
私の経験を通して、在宅ワークのメリット・デメリットを知ってもらえたと思うので、ぜひ参考にしてください。」
M美さん、ありがとうございました。