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新卒入社・3ヶ月で退職、絶望の日々からのその後・25歳男性・Fさんの体験談

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「新卒入社で3ヶ月で退職ってヤバい?」

「仕事が辛いけど、短期間で仕事を辞めたら次の職場が見つからない?」

「仕事が合わない気がするけど、我慢して続けるべき?」

就職活動を終え、やっと念願の職場で働くことになったのに、自分の描いていた仕事と違っていたり、精神的に辛いから辞めたいと思っている人もいるでしょう。

この記事では、新卒入社3ヶ月で退職、数々の不採用を経て社内SEへと転職を遂げたFさんの体験談をブログ形式で紹介します。

この記事を読むことで、新卒入社ですぐに退職するとどんなことが起きるのか、もし転職するならどんなことに気をつけたら良いかがブログを通してイメージできます。

入社して間もないのに転職すべきか思い悩んでいる方や、もうすでに退職してしまってどうやって動いていいのか悩んでいる方は、ぜひFさんの体験談を参考にしてみてください。

目次

【体験談ブログ】新卒入社・3ヶ月退職で絶望した日々からの転職成功!Fさんの体験談

私は現在社内のITエンジニアとして活躍する25歳です。

新卒で入社した会社は3ヶ月で退職し、色々精神的につらい事はありましたが、今は楽しく仕事しています。

自分が新卒で入った会社は、第一志望だった新進気鋭の小さなウェブ制作会社でした。

エンジニアとして採用され、初めの3ヶ月はチームで顧客のホームページ制作を担当することになりました。

仕事の意義が見出せなかった入社3ヶ月

念願の職についたものの、アルバイトすらしたことがなかったので人とのコミュニケーションに苦労しました。

とにかく人と話して慣れるようにと、電話や来客対応などの業務を与えられたので、数週間経つころにはなんとかこなせるようになりました。

その後、次のステップとして、顧客からのウェブの不具合への対応やホームページ改修についての聞き取り調査するという任務が与えられました。

言いたいことが伝わらない

数週間の電話対応などで、人と話すことに慣れてきたので自信を持ち始めていたころでした。

顧客から、ウェブ上の軽微な改修依頼があったので、電話で詳しく聞き取りし、先方へメールで内容を確認してもらい、OKの返事をもらいました。

その後、先輩に内容を伝え、そのままホームページ改修作業に入ったのですが、仕上がりが先方の希望したものと違うということでクレームが入りました。

再度、先輩と顧客とで再打ち合わせしたところ、微妙な点で食い違っていた事が分かりました。

自分としては、顧客と打ち合わせしてメール確認までしたのに納得がいきませんでした。

その後、別の顧客からも同じようなクレームが入り、その時初めて自分のコミュニケーションに何か問題があるのだということに気づきました。

自分が無力に思えてきて情けない

エンジニアの仕事は、口下手でコミュニケーションが苦手な自分には最適だと思ってこの仕事を選びました。

しかし、実際は、顧客の問題を解決するためにコミュニケーションは必須なのにそれができない自分がもどかしく感じてきました。

同期は、顧客の要望や悩みをきちんと聞き出し、先輩へきちんとバトンタッチできているのに、自分はその伝言すらできないのかと悩みました。

顧客と話すより、一人で黙々と作業したい…と電話が鳴るたび、自分へのクレームではないかと怯えるようになりました。

見栄を張って退職する

仕事ができない、カッコ悪い自分が嫌で仕方ありませんでした。

「この仕事は好きじゃない。」と強がって、退職を引き留める同期の言葉も聞かず、3ヶ月で辞めてしまったのでした。

自己肯定感ダダ下がりの毎日

実家住まいでしたので、父親からは3ヶ月で会社を辞めた弱いやつ、と冷ややかな目で見られていました。

仕事を辞めてすぐ、ハローワークや転職エージェントを利用して職探しを始めました。

しかし、内心、また同じように人とのコミュニケーションでつまずくんだろうな、と思うと怖くなってしまいました。

そんな日は誰かに慰めてほしくて友人に連絡しました。

せっかく友人が元気づけてくれてるのに、どんな励ましの言葉も耳に入りませんでした。

いつも心の中で「俺、無職だし。3ヶ月で辞めた甘ちゃんだし。」という自分を責める言葉が響いていたからです。

日雇いバイトを始める

このまま転職活動だけして、日々が過ぎていくのも両親に申し訳ないと思ったので、引っ越しの日雇いバイトを始めました。

このバイトは、唯一自分が社会と繋がっていて、お金を稼いでいるという安心感を与えてくれ、随分心の支えになりましたね。

転職活動開始

正直、自分は転職を甘く考えていました。

世間で言われているように、昔と違って転職回数はあまり問題にならなくなったと聞いていたので、IT系なら引く手あまたで数打てば当たると思っていたんです。

しかし、同時に、どうせ3ヶ月で退職した人間には無理だろう、という気持ちも持っていたので、自己PRにもそういう後ろ向きな気持ちが反映されていたと思います。

10社くらい応募しましたがどれも書類選考で落とされました。

面接官にキレぎみに回答・即不採用

そんな中でも、自分に興味を持ってくれて面接してくれる会社もありました。

『3ヶ月で辞めた理由』も、転職エージェントのアドバイスのおかげで前向きに表現できるようになり、自信もついていたんです。

しかし、やはり実際の面接となると違います。

面接官の表情や物の言い方が、自分の生き方を否定されているように感じて腹が立ち、ムッとしてしまったんです。

そして、退職理由を職場環境が悪かったような言い方をしてしまったんですね。

今思うと、あの時の自分を殴ってやりたい気持ちですが、当時は、痛い所を突かれて自分を守りたかったんですよね。

当然、不採用でした。

「社員数が多いから色々な人がいるし、君にはきっと辛い環境だと思うよ」とその場で履歴書を返されたこともありました。

今さら、自分のしていることのヤバさに気づく

転職活動中の履歴書や証明写真代、交通費はイタイ出費でした。

また、履歴書や自己PRを書くのも辛いうえ、採用してもらうための面接で、面接官に逆ギレする自分。

こんなことを繰り返して、お金と時間の無駄じゃないかとやっと気づいたんです。

企業が求める人材と今の自分の姿とギャップがあることに気づいてから、謙虚になれた気がします。

こんな自分でもOK?!と思える求人を見つける

ある日、ネットの検索ワードを変えてみたんです。

「転職 システムエンジニア」から「転職 未経験 アプリ開発」と。

すると、ひとつだけ自分の心を惹きつける求人があったのです。

・未経験可能

・転職回数不問

・在宅ワーク相談可能

・IT業界に少しでも興味があればOK

・独学でプログラミングをやったことがあるという方は更に優遇

・人と話すのが苦手でもOK

この求人を見つけた時、自分の天職だと思い、すぐ応募しました。

自分に向いているといえる仕事に出会った

面接では、すぐに転職してしまった弱い自分も全てさらけ出しました。

転職活動中にプログラミングの基礎からやり直してすぐに活躍できることも自己アピールとして伝えました。

もともと大量採用していたということもあり、この会社ではすんなりと入社できました。

人との関わりはまだコンプレックスがありますが、少しずつステップアップしていき、今は社内SEとして活躍できるまでになりました。

職場の人たちが自分の口下手な性格に理解があるので大変助かっています。

入社3ヶ月で退職してしまった人・転職を考えている人へ、Fさんからアドバイス

入社3ヶ月で憧れの職場を退職したFさんから、転職活動中の方や短期間で退職してしまった方へアドバイスをもらいました。

「世間では、よく入社3ヶ月、半年、1年のスパンで壁にぶち当たるといいます。

自分も、仕事自体はそんなに難しいことではなかったと思いますが、人とコミュニケーションが苦痛で逃げてしまいました。

今は、実力さえあれば、勤続年数は関係ない、といってくれるところは多いようですが、アピールできる実力がなければ求人数も減ります。

また、未経験の求人だったとしても、誠実な人間性や初めてのことにも忍耐強く取り組めるかどうかもよく見られています。

いくら勤続年数が短かったとしても、次の職場で自分のようにスキルを発揮できる人もいますから、自分のスキルの面でも人間性の面でも良いので、しっかりとアピールしていってください。」

Fさん、貴重な体験談ありがとうございました。

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